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  • 2020.11.20
    ブログ
  • 「足がつる」とは?

  •  

    こんにちは。

    日頃リハビリをしていて、患者さんからよく相談を受けることの一つに

    夜寝ている時に足がつってしまう」というのがあります。

        

     

    多い人だと毎日、しかも痛みは強く、その後なかなか寝付くことが出来なくなる、

    また寝ることができても再度足がつって起きてしまう、といった意見が多く聞かれます。

     

     

    今日はこの「足がつる」というメカニズムについてお話しようと思います。

     

    そもそも「つる」というのはどういう状態なのか?

     

    私たちが生活をする中で行なう動作は

    脳からの指令によって意識的に筋肉が収縮することで成り立っています。

    ところが、意志とは関係なく筋肉が急に痙攣(けいれん)を起こすことがあるのです。

    力が入ったまま硬直し、元に戻らず、痛みを伴います。

    これがいわゆる「つる」という症状です。

     

     

    では、なぜつるのか?

     

    主な要因の1つとしては「電解質異常」が考えられます。

    電解質とは、主にカリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムなど血液中にあるミネラルのことです。

    これらのミネラルは、筋肉や神経の動きを調整しています。

    何らかの原因でこのミネラルバランスが崩れ、筋肉が異常に興奮することで痙攣が起きると考えられます。

     

     

    では、電解質異常が起きやすくなるのはどんな時なのか?

     

    例えば、

    ・運動で多量の汗をかいた状態

    ・アルコール摂取時

    ・利尿剤などの薬による副作用

    ・下痢による脱水状態

    ・妊娠中のカルシウム不足

    などが考えられます。

     

    特に中高年の場合、

    汗や尿と一緒にミネラルも排出されやすいので、気づかないうちに電解質異常

    つまりつりやすい状態になっているのです。

     

    また運動で筋肉を使用すると、ミネラルが急速に消費されます。

    その状態で運動を継続すると、筋肉の疲労が蓄積して

    つるリスクが高くなるのです。

     

    そして、睡眠中に足がつってしまう理由ですが、

    睡眠中もやはり多くの汗をかいているので脱水傾向にあると言えます。

    さらに睡眠中は身体をほぼ動かさないため、

    血流が悪くなり、筋肉が冷え、血管が収縮し、ミネラルの補給がうまくいかなくなり

    電解質異常を引き起こすのです。

     

    このように様々な身体のマイナス面が重なることで、寝ている時に足がつってしまうのです。

     

     

    いかがでしょうか?

    今回は、寝ている時に足がつる理由についてお話してみました。

     

    次回はそれを踏まえて、

    足がつってしまった時の対処法や予防する方法についてお話しできればと思います。

     

    理学療法士 廣瀬悟侍

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